ダム巡りにでかけよう!~群馬編~
巨大な人工物として、人々を魅了するダム。最近では全国のダムを巡る人が増えているという。
第2弾は群馬県のダムをご紹介。ぜひクルマ旅で巡ってみてほしい。
矢木沢ダム
1967年に完成した、堤高131m、堤長352mのアーチ式コンクリートダム。脇にはロックフィル、重力式と3種のダムが混在した珍しい形状が特徴。東京都と群馬県の上水道を供給するまさに水がめ。ほかにも水力発電、かんがいとしても利用される。点検放流日にはマニアが多く集まることでも有名。管理事務所に併設する資料館では音声ガイドによる歴史や開発史を聴くことができる。
ダム湖百選にも選ばれる奥利根湖は首都圏を支える約2億㎥の水が貯水可能。その大きさに驚き、ダム湖に映る山々や緑豊かな新鮮な空気に癒やされてみて?
奈良俣ダム
土と石を積み上げて作るロックフィル式ダムはピラミッドのように美しく壮大。そんな奈良俣ダムは、ロックフィルダムとしては堤高158mと日本で3番目に高いダム。ダムには入場無料の資料館があり、周辺に棲む動物たちや魚たちを解説。休憩などにも便利だ。
また、ならまた湖ではオートキャンプやラフティング、ボートなどが楽しめ、近くには滝の名所「照葉峡」もあり観光地としても知られている。
藤原ダム
この地は奥州平泉の藤原一族が隠れ住んでいたといわれる地で、ダム開発がスタートした1951年に集落の約160戸もの家々が湖底に沈むこととなった場所である。
ダムの天端を県道60号線が通っておりアクセスもいい。利根川上流ダム群のなかで一番放流日が多い(年間約90日)ので放流を見たい人にはお薦めのダムだ。