車中泊で役立つ!今もっともHOTな就寝グッズ
FFヒーターを入れての就寝であれば、それほど大げさな寝具は必要としない。しかし常時暖房を入れておくと乾燥するので、就寝時はスイッチを切ることもある。FFヒーターを装着していない車両は、寝具だけでは耐えられない場面も・・・。そこで今回、この冬使ってみたいあったかグッズと寒さ対策をご紹介!
小さくても充分な能力を発揮
蓄熱エコあんか
AC100Vを電源とした蓄熱あんか。1時間半から2時間ほどの充電で完了。最大表面温度は約55度Cで、1時間後に約40度Cとなり、その後8時間ほど体温よりも高い程度の温度を持続する。ちなみに今回は、約7時間使用して朝には38.6度Cだった。
蓄電できるので走行中にサブバッテリーとインバーターを介して充電。約2時間後に就寝して6時間睡眠でも朝まで暖かい。
蓄熱エコあんか
8640円/問 ネギシ TEL:048-772-0933/寸法:280×300×25mm/重量:1.3kg/消費電力:AC100V 80W/主成分:酢酸ナトリウム水和物
存在感ナシでも朝までポッカポカ!
エネCATCH
もともと自然エネルギーや不要な熱、共用できる熱源を使うことでエコに貢献するのがねらい。湯船のお湯や太陽光から熱を得るのが蓄熱マット。しかしたとえキャンピングカーで車中泊をしたとしても、さすがに湯船はないし、昼間のうちに太陽光で暖まった車内は寝るころはよくても朝までもたない。そこで今回は、お湯を沸かして適温に調整し、クーラーボックス内で暖めた。その結果は、約1時間で適温になった。手間とも思えるが、クーラーボックスの利用はかなり現実的。
ダッシュボードに2枚並べてテスト。冬場は日が低いので長時間当てるのが困難と思ったが、約2時間で40度Cに。確かにダッシュボードもそれなりに暖かかった。クーラーボックスの使用時は、沸騰したお湯でなく50度C程度に調整後入れる。
薄型シート状なので背中部分に敷いても違和感なし。朝までずっと暖かく、開始時の温度は40.6度Cで7時間後の朝には36.4度Cだった。ほかにも昼間暖めた場合は、背もたれ裏に置いて暖かシートにするのもオススメの使い方だ。
エネCATCH
5800円(税別)/問 ネギシ TEL:048-772-0933/寸法:260×420×10mm/重量:約1.0kg/表面材:オレフィン樹脂/主成分:酢酸ナトリウム混合物
省電力でヌクヌク度も上々♪
車用電気ホットブランケット
漠然とした製品名だけで、メーカー名がどこにも入っていない怪しさ満点のこのブランケット。 触ってみると、起毛のモケット地で柔らかく気持ちが良い。裏地も同じ素材なのでゴワゴワ感はない。使ってみると、思っている以上に暖かい。2段切り替えでローでは36度C前後だが、ハイでは39度Cを記録。消費電力も少ないので意外に使える商品だ。
車用電気ホットブランケット
3066円/寸法:1500×900mm/電源:12V 15W/18W/素材:フリース/温度:38度~45度C
家庭用寝具の王様 羽毛布団はどれくらい使えるか!?
冬場、家庭では冬用のダウン掛け布団とタオルケット1枚で寝ている。まあ、家の中なので1ケタ気温になるようなこともなく、快適なのだが・・・。
そこで、車内はどうなのか、持ち込んで就寝テスト。さすがタップリ量のダウンだけに、寒さは一切感じず。しかし使ってみて思ったのが、ベッドサイズと掛け布団の大きさが合わない。狭い場所だとシングルではモコモコしすぎるし、温度調整もままならない。専用のシングルサイズでもあればいいが・・・。
1860×1330mmのバンクベッドに敷いた。左がシングルでこれで2人は足りない。右はダブルだがハミ出すので、落下もありえる。
プラスαの寒さ対策で快眠を!
暖房グッズで体は暖かくなるが、頭や顔はどうしても寒い。そこで有効なのがマスクと帽子だ。 特にマスクは保温効果もあるのでオススメできるし、鼻を覆うだけで冷気を感じなくなる。さらに、寒さ対策としては薄手の上着を着る。また厳冬期に寝る際はウルトラライトダウンもオススメだ。