• 掲載日:2020.06.05
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行き当たりばったり 秋田県・象潟を目指す〜新潟県・奥只見〜新潟県・村上〜



日本海に出てみると、かなり風車が目立つ。太平洋側ならソーラーパネルによる発電なのだろうが、

冬の雪と年を通じた風の強さが状況を変えているのだなと思いながら走る。

寄り道しながら走った300㎞ほど、初日の寝所は新潟の村上と決め、いかりを下ろす。

その心は、酒を浴びたいから…もとい、うまい酒の肴さかながある有名なところだから。

 

さっそく街へ繰り出し赤ちょうちんを求め放浪、たどり着いたのは「居酒屋 波具〜BAGU〜」。

ここの肴も抜群だったが、超レア物らしい〝海そうめん〞と店オリジナルの岩ノリたっぷりのラーメンが頭に焼き付けられた。

昼にソバ、夜にラーメン、この先訪れた地にある炭水化物熱烈愛好者として見逃せないものは、ちょっと無理をしてでもおかに放り込んでおこうと決心。

何しろ東京とはまるで違うおいしさがそこにあるのだから。

それにしても塩引きサケは絶品だね、御飯によし酒によし、日本人が愛し続けるのもわかる。

サバとどっちが人気なのだう、そんなことも頭をよぎるが、食べ過ぎるとけっこうな塩分量か…。



千年鮭 きっかわ

地元観光PRポスターに真っ向勝負をかけるが素材が…。

町家の見学は随時可能で、駐車場は店舗前の道を挟んで完備。また、サーモンパーク鮭公園横に村上市観光駐車場が用意されているので、市内見物に利用するといい。

 

鮭の酒びしと〆張鶴はセットで1000円

新潟県村上市大町1-20

TEL 0254-53-2213



村上から秋田へ岩ガキの産地が点在

今どきの人は、どこへ出かけるにもまずスマホ検索。

自分だって相当ネットオタクではあるのだが、行き当たりばったりを楽しむにはそれを封印、だから定休日にぶつかりガッカリする、でもそれも楽しむ。

すると、自己内完結しつつ、ハンドルは新潟の海岸線を北へ北へとゆるゆる寄り道をしながら進む。

JR羽越本線伝いに走っていると、寝屋というところに立派な港を持つ新潟漁協山北支所があり、そこでは今まさに岩ガキの選別中。

その大きさに驚きつつ、作業をしている人にいろいろ話を聞くと、どうも年々小さくなってきてはいるようだ。

おそらく、人気が出てきたので捕るのが多すぎるんだろうね。

 

立派な寝屋漁港。隣接する新鮮家でも生・焼きガキがその場で楽しめる。

漁協の中では、それまで自分では見たことがないサイズの岩ガキの選別中。

しかもこれでもまだ小さい部類で、調子がいいときは本当に手のひらより大きなものが手に入るらしい。象潟を前に気分は最高潮に!

 

それにしても〝岩ガキ〞以外目的を決めていないにもかかわらず、いざ走り出してみると見どころいっぱい。これが日本海側や東北のいいところかもしれない。

何しろいい意味で都会化されてなく、旅をする気分がどんどん盛り上がってくるのだ。

もちろん駐車場事情も、極端に観光化されたところなどと違い抜群に状況がよく、キャブコンでも困るようなことはまるでないのだから。

 

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