車中泊「女子会」に見る、多人数乗車&就寝の可能性
車中泊「女子会」に見る、多人数乗車&就寝の可能性
軽キャンパーが手軽さからセールスを伸ばしているというが、本当に使い勝手がいいものか?
小社の新入社員研修と称して、女性3人で実際に軽キャンパーを使ってみた。
軽キャンピングカー、必要十分の性能
運転しやすい小さな車体に、アイデア満載のキャンピング装
備を詰め込んだ軽自動車ベースのキャンピングカー。
これがエントリーユーザーだけでなくベテランユーザーにも人気だという。
普通自動車をベースとしたモデルと比べれば維持費も安く抑えられるし、キャンピングカーと気負わず乗れるのがその理由だそうだ。
キャンピング〝セカンド〞カーとしてもう1台所有する、そんな愛好家も増えているとか。
と同時に、疑問が頭をもたげてくる。
1人なら十分だとしても、例えば家族で、例えば友だち同士で、多人数で本当に楽しめるのだろうか、と。ならば企画に乗じて試してみるしかないだろう。
モデル車は、軽キャンパー専門店のオートワンが製作販売するフラッグシップモデルで、一番人気の「給電くんポップアップルーフ」だ。
このサイズで4人乗車4人就寝が可能だということにまず驚くが、走行充電機能やソーラー発電を備えた電装システムを標準装備するほか、
豊富なオプションから好みの装備を選択できるという点も、簡便と思われがちな軽キャンパーの域を超えている。
オートワン
給電くんポップアップルーフ
モデル名どおり、サブバッテリーや走行充電システム、ソーラーパネルを採用し、家電製品が車中泊やアウトドアで使えるよう製作されたオートワンのフラッグシップモデル。
豊富なオプションを用意することにより、自分好みの仕様を作り上げることもできる。今
回紹介したのはポップアップルーフモデルで、4人乗り4人就寝を実現している。
写真はオーニングや出窓などのフルオプション装着車となっている。
セカンドシートを倒し、マットを展開することによって、フルフラットなスペースが出現。
1960×1260㎜サイズで、ゆったりとくつろげる
価格:214万8000円~ (税別)
全長×全幅×全高:3395×1475×1980㎜
独自規格のよさはキャンピングカーでも不変
適切な場所で車中泊をするなら、すべてを車内でこなさなければいけない理由もない。
車内が狭ければ、それにつながる屋外スペースを確保すればいいだけなのだから。
就寝時も、確かに室内スペースには限りがある。例えば男同士4人の連泊はむさ苦しく、寝られないこともないと表現するほかないが、
少なくとも「日本の短期旅行における車中泊の過ごし方」ではまったく問題なさそうだ。
体験した彼女たちがそう言うのだから間違いない。
日本独自の規格のなかで進化し続け、そのシェアを拡大し続ける軽自動車。
それをベースにした軽キャンパーも、また同じ日本製キャンピングカーの1カテゴリーとして、その地位を確かなものとした。
RVパークにて三崎港から15分ほどのロケーションにあるRVパークみうらに到着したら、オーニングを広げてアウトドアを満喫!
RVパークみうら
釣りやマリンスポーツ&キャンピングカー好きが高じて、神奈川県に移住した松尾春樹さんが始めたのがココ「みうら」だ。
小道を上っていった先にあり、隠れ家のような雰囲気で、ゆったり過ごすことができる。
温水便座付きトイレやシャワー設備(1回300円)もあり、電源込みで1泊2500円は安い。
RVパークみうら
神奈川県三浦市初声町和田1703-1
http://www.kurumatabi.com/park/rvpark/708.html