自動車リサイクルを通して国際協力するNPO JARA

こんにちは。

本年最初の記事は、このサイト運営している弊社と関係のあるNPOを紹介させてください。

『NPO　全日本自動車連合(JARA)』さんです。

写真は、今年行われたエコプロ　2019での活動になります。

自動車のリサイクル業の経営者さんたちが、自動車の不法投棄の防止から自動車のリサイクルを推進するNPOです。

どのような団体なんでしょうか。

【１】　自動車の再利用を目的として

残念ながら、まだまだ、地方では、そして海外では、自動車の不法投棄が起きています。

この不法投棄防止に関する普及啓発を行っています。

数十年前は、放置車両・自然災害に遭遇した車両は、捨てられて終わってしまいました。

そこから使える金属を取るだけでなく、さらに適正に処理すると？

なんと、使用済車両からリサイクル部品を生み出すことができます。

そのリサイクル化を高度に行うシステム構築を推進しています。

これによる再利用促進事業などにより、そのリサイクル率を向上させることができます。

その結果、環境保全はもとより、街づくりの推進や経済活動の活性化等に結びついてゆき、

一般市民の生活環境を守ることができます。

要らなくなった自動車は、海外に売られているもありますが、

動かない自動車は、単に廃棄されるわけではなく、

ドア、ミラー、バンパー、ホイール、タイヤ、さらにはエンジン類もリサイクルパーツとして生まれ変わっています。

今の時代では、４R（リユーズ、リサイクル、リデュース、リフューズ）と当たり前になっていますが、

この先駆けとしてNPO全日本自動車連合はスタートしています。

【２】　国際的な活躍

毎年、海外のリサイクル団体と提携した国際会議を開いています。

昨年の10月には、第12回アジア自動車環境フォーラムを熊本で開催されました。

タイトルは、「 自動車リサイクルにおけるSDGsの実現に向けて」。

熊本は、地震の後の復興中でもあり、その姿を各国からいらした参加者さんに見てもらえました。

日本の各大学教授による、日本のリサイクルシステム、産業の現状と目標の説明が行われました。

韓国、マレーシア、オーストラリア、モンゴル、インドの代表者の発表と続き、

情報交換、研鑽の場として活用されています。

過去には、インド、オーストラリア、韓国、マレーシアでも開催されています。

また、パラオ、ミクロネシア、フィジーの廃棄自動車問題のサポートを過去に行っています。

（写真は、NPO全日本自動車連合さんよりご提供）

【３】　国内の活躍

国内では、各大学や企業での特別講義から自動車産業英語セミナー、工業英検受験の推進を行っています。

また、毎年ＮＥＷ環境展に協賛、エコプロジェクト参加されています。

エコプロジェクト2019では、自動車リサイクルの説明をもとより、

この回では、特別なライフジャケットを紹介しました。

このライフジャケット（写真）は、廃棄自動車から取り出したエアバッグ、シートベルト、

また、使用済みの発泡スチロール箱から作られています。

メンバーである山形自動車販売店リサイクルセンターさんが材料を調達して、

市民団体「ドリームやまがた里山プロジェクト」の製品として開発しました。

組み立て作業は、山形市のNPO法人「山形自立支援創造事業舎」の身障者の方々によるものです。

自動車のリサイクルが、環境保全のみならず、各地のNPOとの協力により、

別の商品を開発したり、さらには雇用も促進まで至ります。

こうした地道な活動が、国際的なSDGｓ（持続可能な開発目標）に貢献してゆくはずです。

【３】　団体概要

名称：特定非営利活動法人 全日本自動車リサイクル事業連合

設立：2004年10月5日

住所：〒103-0028 東京都中央区八重洲1-1-8　八重洲KTビル1F
TEL：03-3548-8330　　

FAX：03-3548-8338

今年も、エコプロジェクト2020に参加されると思いますので、

来場予定の方は、ぜひ寄られてみてはいかがですか。

ご興味ある方は、webサイトでゆっくりご確認されてください。

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