• 掲載日:2017.02.01
  • 行ってトク!


一度は走ってみたいあの道、この道 南東北絶景ロード ベスト20 PART②



雄大な山脈、美しい海、どこまでも青く広がる大空…。「南東北絶景ロードベスト20 PART①」に引き続き、クルマで走ったら絶対に気持ちいい、南東北の絶景ロードを紹介します。



絶景ロード07 蔵王ハイライン
刈田峠から山頂直下へ 眺望抜群の有料道路

蔵王エコーラインの刈田峠と山頂レストハウスとの間を結ぶ有料道路。往復520円という通行料は距離の割にやや高めだが、山頂への入場料と考えれば決して損した気分にはならない!?
丈の低い高山植物帯をヘアピンの繰り返しで登っていく道だけに、眺望はすばらしく、奥羽山脈の山なみや山形盆地、さらには仙台平野や松島湾あたりも一望。レストハウス裏手からは名物・御釜が眼下に見え、そこから刈田岳山頂(標高1758m)へは徒歩10分ほどで行ける。



絶景ロード08 西蔵王高原ライン
山形市内と蔵王温泉を直結するワインディング

山形市街や山形道・山形蔵王ICと蔵王温泉を結ぶ有料道路。交通量が少なく、気持ちいい走りが楽しめるうえ、山形市内の混雑もパスできるので、北から蔵王エリアにアプローチする際には利用価値が大きい。蔵王温泉から南のエコーラインへと続く県道53号も気持ちのいい道で、こちらは通称・蔵王ラインと呼ばれる。その途中、横倉スノーシェルターの北側には「樹氷の泉」と名付けられた清冽な湧水があり、この水を目当てに訪れる地元の人も少なくない。



絶景ロード09 笹谷街道
歴史と伝説に彩られた奥州と羽州を結ぶ峠道

平安時代、多賀城から秋田城への連絡路を作るために開削されたと伝えられる笹谷街道。この道は奥羽山脈を越えるルートとしては最古の街道と言われている。山形道を走ればあっという間に通り抜けてしまう区間だが、国道286号の笹谷峠周辺は道幅が狭く、勾配もきついため、距離のわりに走りごたえがたっぷり。宮城川崎IC付近の松並木、「うやむや」の語源になった鬼伝説の残る有耶無耶関跡など、周辺には昔の峠越えの風情を味わえる史跡も少なくない。



絶景ロード10  コバルトライン
牡鹿半島の稜線地帯を気持ちよく走り抜ける

女川町から牡鹿半島の先端まで稜線地帯を走り、かつて捕鯨で栄えた鮎川町(現:石巻市)へと至る快適なワインディング。もともと牡鹿コバルトラインという有料道路だったが、1996年から無料開放され、県道220号となっている。



絶景ロード11 鳥海ブルーライン
海岸線からピークまで標高差1150mを一気に登る!

鳥海ブルーラインは山形側も秋田側も海沿いの国道7号(羽州浜街道)が起点。つまり海抜ほぼ0mから1150mのピーク(鉾立展望台)まで一気に駆けのぼり、一気に駆け下りる豪快なワインディングなのである。標高1000m前後の四合目をすぎると、あたりは丈の低いハイマツの樹林帯となり、庄内平野や日本海を眼下に一望。夕暮れ時には日本海を金色に染めながら沈む夕陽を拝むことができる。これほど海を間近に感じながら走れる山岳ワインディングは全国でも珍しい。

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