車中泊に必要な3つの心得とは?
その①
ちょっとの段差で悪夢到来!?
【ポイント】
フルフラットになるかどうか、ヘッドレストを外すなどして確認しよう。
エアーマットは普通のベッドと変わらない寝心地、快適に眠れる。
車中泊とは、ホテルや旅館などに泊まらず、クルマの中で一夜を明かすこと。
旅の経費を削減でき、時間も自由に使えるのが魅力だ。
一概に車中泊といっても、ちょっとした仮眠から車中泊での日本一周までさまざま。
基本的には水平でフラットな寝床作りが快適化の第一歩と言えよう。 前段階として、車中泊可能な駐車場所か確認したい。
また、駐車場所に傾斜があると、当然寝床 も斜めになる。どうしても斜面しかない場合は、タイヤの下に板などを挟むと少し改善される。
車内フラット化の基本は、「隙間を何かで埋める」こと。
愛車のシート&荷室形状にもよるが、シートを倒したり格納したりしたときにできる段差を、
余ったタオルや衣服などで埋めてしまうのだ。
その上に、マットなどを敷けば、快適な寝床の完成だ。
その②
睡眠も安全も獲得できる
車中泊快眠計画の2ステップ目は、外界との遮断だ。
車中泊の快眠度は外気温に大きく左右される。
街灯や朝日によるまぶしさも問題だ。また、通行人にいつ寝顔をのぞかれるかわからない。
快眠性とプライバシー確保のために、まずはすべてのウインドーの「目隠し」をしてしまおう。
最初は、100円ショップやホームセンターで売っている吸盤やフックを活用して簡易的なカーテンを自作してもいい。
オススメは、アイズが販売している「マルチシェード」。
車種専用でウインドー形状にぴったりだし断熱効果も高い。 夏場冬場に車中泊するなら必需品である。DIYブームだし、自分で作るのも楽しい。
その③
そこ、本当に泊まっていいところ?
車中泊をするうえで、駐車場所はとても大切であり、大きな問題だ。
車中泊している人をよく見かけるのが、道の駅や高速道路のSA / PA 。
しかし、このどちらも車中泊のための施設ではない。
もし車中泊するなら、まわりに迷惑をかけないのが大前提。テーブルを出したり、 水道をわがモノ顏で使うなんてことはやめてほしい。
下記のRVパークは有料だが、専用施設なので安心して車中泊できる。 駐車場内での場所にも配慮したい。
トイレや施設の近 くは深夜でもクルマと人の往来があるので避けたい。傾斜地も寝心地の問題あり。
樹木や街灯の下は、樹液や虫が多い。駐車場所ひとつで快眠度は大幅アップするぞ。
道の駅
駐車場やトイレなどが基本的に24時間利用でき、売店や飲食スペース、
観光インフォメーションなどのサービスを提供している。
2019年4月現在で全国に1154駅が登録されている。いまや休憩施設としてだけでなく「旅の目的地」としても人気だ。
RVパーク
日本RV協会が「快適に安心して車中泊ができる場所」を提供するために推進しているシステムがRVパーク。
24時間使えるトイレがあり、AC100V電源が使えたりゴミの処理ができる。 焚き火や野外調理などキャンプライクな使い方はNGだ。