• 掲載日:2017.08.21
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「ガソリンなくても旧車に乗れるぞ」今に伝える木炭車の楽しみ




こちらの車両のオーナー様は、

戦時中、長野から東京へ農作物を運んだ木炭エンジンのクルマを今に再現する方です。
終戦直後のさなかに製作技術を学び、今に伝える最後のリアル木炭車職人。
もちろん、すべて手作りなんです。

 




1964年式RT20型トヨペットコロナ

 

コロナはレアなトヨグライド仕様だが惜しみなく木炭車化です。
正面から見て目立つのは背後からエンジンルームに伸びる黄色いパイプ。
これで木炭ガスをキャブレターに送っております。


木炭エンジンのかなめとなるガス発生炉。
中央の炉に木炭を入れて蒸し焼き状態にして一酸化炭素を発生させるのですが、
そのままでは煤やタール分など不純物があるので、
まず右側のサブタンク(フィルター)に送り込みます。


そして左側の水タンクをくぐらせてガスを冷やします。
(充填効率を上げるためだそうです)

 

かけてみますね!
木炭コロナのエンジンを始動してもらいました。
木炭をガス発生炉にくべています。
使う木炭は特別なものではなく、ホームセンターで売っているもので間に合うそうです。

カマの火付けがしやすいよう、バックパネルが外せるのが泣かせますねぇ〜
プロパントーチで木炭をあぶり、火を起こします。



木っ端があればどこまでも走れる!

1966年式FJ40型 トヨタ・ランドクルーザー

こちらの車両、古いランクルです・・・
そして、蒸気で動きます!なんと昭和20年の技術継承がされています。
背後には巨大な「炉」を背負い、そこからのたうち出た鉄の配管や
怪しげなギミックなど、映画「バックトゥザフューチャー」のデローリアンを
思い起こさせますね・・・。


実は、木炭でも走ることもできるけれど、あえて薪の方が面白いということで、
【木炭ランクル】を製作されたのだとオーナー様はおっしゃいます。

 

10年前に製作したランクルの木炭/薪自動車。
本来は幌型だが鉄板でキャノピーを作りワゴン車風にしておられます。


まずはガソリンで始動。

すぐにエンジンがかかりました。

装甲車のようなキャビンといい、ガス発生炉の複雑な配管といい、
テールライトの取り付けといい、かなり気合いの入った車両です。
なんとマフラーカッターも自作品とのことです。


ガス発生炉下の突起に注目!

黒い木炭の必要がない、薪自動車です。凄い。。。
そのへんで拾った木っ端があれば走ってしまうんです。



こちらの木炭車に関して
『オールドタイマー』vol.152
より詳しい記事が書かれております。
ぜひ、ご一読くださいませ!
http://amzn.asia/foZHFWx

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