知ってトク ホンダ フリード フロント廻りの修理
今回はホンダ フリード。
リサイクルパーツ(中古パーツ)での修理事例です。
フェンダーとドアの隙間(チリ)の確認と調整をして・・・
余談ですが・・・
右フェンダー塗装ハゲを直して・・・ ボンネットのガリ傷全体も直し・・・ ボンネット&ホイールハウスロアメンバーも下地塗装(サフェーサー)を施し。 各部の下地作業を終了させて、塗装前のマスキング作業です。フェンダーは単品で塗装しちゃいます。 いよいよ! 塗装作業! ボンネット、右フェンダーをボカシ塗装して。 左側のボンネット修理部&ロアメンバーの塗装。 フェンダーは単品で塗。 3コートパールの単品塗装は難しい、、、技術のいる仕事ですよ~♪ 調色技術が優れている証拠でもあります!! そして、組み付けをして、取り換えた部品と記念撮影(証拠撮影???)普通、、、ここまで作業写真を撮影してくれる業者さんは少ないのでは? ここでは、しっかりと取り換えたことを、オーナー様にお伝えすることをモットーにしております。 オーナー様に納得して、修理料金を気持ち良くお支払いし頂くことが大切ですよね♪ mite-TOKUでは、そんな『気持ちの良い仕事』をしてくれる修理工場様をご紹介したいと思います。 ところで、今回の修理代ですが・・・ 少しお値引きしてもらって、¥130,000也♪
平成26年登録のお車。
正面から見ると・・・
あらら・・・
左フロントフェンダーだけで済むかと思いきや・・・
上からボンネットを見ると・・・
反対側も見ると・・・
いきなり、バラし始めるのは素人仕事です!(ちょっと言葉、乱暴ですみません)
写真のように、損傷の激しい(凹みが激しい)場所を専用工具を使って引き出します!
そして、バンパーを外して内板骨格を確認してみると・・・
フェンダーを外すと、ハウジングが少し当たっていたようです。
意外と逝ってましたね~!!
新品のフェンダーと中古のバンパー、ヘッドライトを仮組しながら全体の確認を行います。
なんともないぞ???
ちょっと斜めから見たら・・・?
結構、逝ってますね~!!
左側にあるポールに向かって前進!! してしまったそうだとか。。。
左ヘッドライトも割れてしまい。。。
フロントバンパーも取り付け部が裂けて、取り付け不可。。。
タイヤは、かろうじてカスリキズだけで問題は無し!
ホイールも良好♪
ホイールキャップだけは割れてしまって再利用不可です。。。
そして・・・
フェンダーが、かなり寄っちゃってボンネットに被さってますね~!
ボンネットの角が、ぶつかった瞬間にズレちゃったのでしょう。
右フロントフェンダーに塗装が掛けた跡がくっきりと残っておりました!
事故の衝撃は想像もできないほど、瞬間的な力が加わっていますので、見た目よりも酷い時があります。
今回、想像するに・・・
バンパー&フェンダー&タイヤにジョリジョリと擦りながら押され、、、
その衝撃で、ボンネットが右側に瞬間的にズレてしまい、右フェンダーの塗装をポロっと引っ掻いた様子・・・
車は『スプリングバック』と言われる・・・
いわゆる、、、
衝撃後にパネルの戻りによって、あたかもボンネットは何も無かったかのように存在してるのですね~!
この衝撃のイメージをボディーショップの職人さんは一瞬で見抜きます!!
今回の修理金額ですが、概算見積は ¥190,000也!!
お財布に優しくない金額です。
今回もリサイクル部品を検索して・・・
①フロントバンパー同色品 ¥12,000(新品価格は¥42,700)
②左ヘッドライト ¥16,000 (新品価格は¥18,900)
が、見つかりました♪
フリードの中古部品は沢山あるのですが、このパール色は人気で現在希少です。
それでもバンパーが見つかって、ひと安心。なんたって新品は4万円越えですから‼
キズの少ないバンパーでしたので、今回はこのまま使うこととなりました!
フロントフェンダーも見つかれば良かったのですが・・・
残念なことに同色が無く、塗装を考えると新品と変わらない価格に!
今回、フェンダーは新品対応となりました。
お客様と十二分に修理内容を話し合ってから、作業開始です。
先ずはフェンダーから、
フェンダー取り付け部が曲がっている可能性もありますから、バラし始める前に粗出し作業を行います。
この損傷の激しい箇所を『急所』と言って、急所が原因で折れ曲がったり、潰れたりするのです。
簡単に考えれば、その『急所』を引き出せば、自然と着いてくる箇所も存在するわけです。
ですから、いきなりバラすのは危険なんですね~!
ちょっと専門的に語っちゃいました(笑)
やはり、インナーのハウジングに損傷がありましたね!!
ここも専用の修正タワーとチェーンプーラーを使って引き出します。
着けたり外したり、、、鈑金屋さんは大変なんです!
フェンダーとドアの隙間(チリ)の確認と調整をして・・・
残るはボンネットとの建付け調整です。
ここで・・・
フリードの一番の急所はココ!
この部位(フロントホイールハウスロアメンバー)はバンパーの中に存在。。。
軽くバンパーだけを、ぶつけたように見えても、実はバンパーの中にココが存在しています。
ココ(フロントホイールハウスロアメンバー)がチョコンと当たっただけで、結構な歪みがボディーに生じます!
お店に入庫するフリードの殆どが、ココにぶつかって、大事になっているケースがありますよ~。
フリードのオーナー様は十分に気を付けてくださいね!
場合によっては、高額な修理代に変身してしまいますので‼
話は戻って。。。
¥60,000 の節約が出来ました~!!
残った予算は、ご家族で焼き肉でも食べに行けちゃいますね~♪
【今回の修理工場】
神奈川県川崎市のBP・GLOBAL様でした。